中国の王民・国連次席大使は13日、ニューヨークの国連本部で、キューバに対する封鎖措置をいち早く停止するようアメリカに呼びかけました。

　第67回国連総会はこの日、「アメリカ合衆国による対キューバ経済・貿易・金融封鎖を終わらせる必要性」に関する決議を賛成多数で採択し、半世紀にわたって実施している対キューバ封鎖措置を直ちに停止するようアメリカに求めました。この内容の決議の採択はこれまで21年間続いていたものです。

　王民・次席大使は投票前に発言し、「アメリカによる封鎖はキューバに巨大な経済的損失をもたらし、キューバ国民の基本的な人権と生存、発展の権利を侵害した。また、他の国とキューバとの交流にも影響し、第3国の利益と主権にも損害を与えた」と指摘しました。さらに「アメリカがいち早く封鎖を停止し、キューバとの関係を改善して、ラテンアメリカおよびカリブ海地域の安定と発展を推進していくよう期待する」と述べました。(鵬)　国際・交流へ