長い間、宗教活動を口実に中国分裂の活動を企んでいる政治亡命者ダライ・ラマはこのほど日本を訪れ、10日間にわたる不法活動を行いました。期間中、ダライ・ラマは日本の一部の政治関係者と接触したほか、中国分裂の言論を発表して日本の右翼の支持を得ようとしています。ダライ・ラマは宗教を装い、反中国の国際勢力とグルとなり中国分裂の活動を続けています。これに対し、中国政府は断固反対します。中国外務省が再三表明したように、チベット問題は中国の内政であり、ダライ・ラマの下手な茶番劇は彼が祖国に背く反動的な本質を暴露し、宗教の名義で分裂活動を続ける本性を表しています。
今回の訪問以前にも、ダライ・ラマは何度も日本を訪れたことがあります。現在、中日関係は非常に敏感な時期にあり、ダライ・ラマがこの時期に日本を訪れ、10日間も滞在することは何かの企みによるものです。これについて、上海国際問題研究センター南アジア中央アジア研究所の王徳華所長は記者のインタビューに対し、次のように語りました。
王所長は「ダライ・ラマは去年から、いわゆる『亡命政権』の首脳をやめたものの、その活動はいっそう頻繁になっている。彼は国際的な支持を得るため、特に日本、日本の右翼、日本のテロ組織であるオウム真理教とのつながりを深めている。実は『オウム』という名前はダライ・ラマに名付けられたのだ。現在、ダライ・ラマは中国と日本の釣魚島問題による紛争を利用し、日本側の支援を求めようとしている。彼は日本側の機嫌を取るため、あらゆる手段を使い、いわゆる『チベット人、チベット独立』への支持を狙っている」と述べました。
ダライ・ラマは今回、日本で一連のいわゆる、宗教活動を行いました。横浜での記者会見で、「釣魚島」を「尖閣諸島」と称したり、沖縄の那覇市で英語演説をしたりしたほか、参議院会館で講演を行いました。これについて、王所長は「ダライ・ラマはその『チベット独立事業』への国際社会からの同情と支持を得るため、または、金銭などより多くのものを獲得するためだ」と述べました。
13日午前、ダライ・ラマは日本の参議院会館で講演を行い、国会議員140人が参加しました。参加者らは、チベット支援議員連盟の結成を宣言しました。これに対して、王所長は「ダライ・ラマ問題とチベット問題は西側の道具である。日本がダライ・ラマを招いたのは、釣魚島問題において私たちに圧力をかけるためだ。そして、中国を分裂しようとしている」と指摘しました。
ダライ・ラマが日本の参議院会館で講演した13日、中国外務省の洪磊報道官は「いかなる国、いかなる人、いかなる形であろうと、ダライ・ラマの分裂活動を支持することに、中国は反対している。日本の右翼勢力がダライ・ラマによる反中国の分裂活動を公然と支持していることは、中国への内政干渉であり、中国はこれに対して厳しく非難する」と語りました。
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