パレスチナのガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスは23日、「イスラエルと達成した停戦協定を継続する」と重ねて声明しました。

　ハマスの関係者は23日、「エジプトの高官がこの日、緊急斡旋を行い、パレスチナとイスラエルが数日前に達成した停戦協定の遵守を要請した」と述べましたが、「停戦協定は双方が同時に進めるべきで、一方的にパレスチナだけに協定遵守を要求すべきではない」と述べました。

　今月17日、パレスチナとイスラエル間に新たな衝突が起こりました。イスラエルは数日間連続でガザ地区の多くの目標を空爆し、パレスチナ人4人が死亡、70人以上が負傷しました。イスラエル軍当局は「この間に、ガザ地区の武装勢力はイスラエル南部に向けて150発以上のロケット弾を発射した」と発表しました。

　エジプトの斡旋により、ハマスは20日イスラエルと停戦協定を結びましたが、22日に再び衝突が起きていました。（06／24　Lin、大野）　国際・交流へ