シリア外務省のマキディッシ報道官は20日、「国連とアラブ連盟の合同特使であるアナン前国連事務総長は、早ければ5月末に再びシリアを訪問し、『和平計画』をめぐって各国と交渉を行う予定だ」と発表しました。
国連のエルベ・ラドソス平和維持担当事務次長と活動局のアナン特使の代表であるゲエノ氏らはこの日シリア外務省を訪問し、当面のシリア情勢やアナン特使の『和平計画』についてシリアの高官と意見交渉しました。
このほか、NATO(北大西洋条約機構)のラスムセン事務総長は20日、「NATOはシリア情勢を懸念しているが、シリア危機に干渉する意思はない。アナン特使の『和平計画』を実施することがシリア危機を解決する最良のルートだ」と述べました。
また、G8サミットに出席していたロシアのリャブコフ外務次官はこの日、モスクワで「ロシアは武力衝突や外部からの干渉がない状況の下でのシリア政権の交代には反対しない」と語りました。(Yin) 国際・交流へ
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