シリア西部ホムス近郊の町ホウラで大規模な砲撃事件が起きたことを受けて、国連安全保障理事会は27日声明を発表し、直ちに一切の暴力活動を停止するようシリア各側に求めています。
安保理は当日午後、シリア問題について3時間にわたる非公開協議を行い、国連シリア監視団のロバート・ムード団長がテレビ電話を通じて状況を報告しました。協議後、安保理は砲撃事件を強く非難する声明を発表し、この事件について調査するよう国連事務総長と監視団に要求しています。
このほか安保理は、重火器の使用を停止し、軍隊と重火器を住宅街から撤収するようシリア政府にも要求しました。また、国連とアラブ連盟の合同特使を務めるコフィ・アナン前国連事務総長の6つの提案を支持すると強調した上で、シリア政府をはじとめする各側に安保理の要求を伝えるよう求めました。
この他、シリア外務省はこの日記者会見で、砲撃が政府軍によるものであることを否認した上で、シリア軍事司法委員会が詳しく調査し、その結果を3日以内に発表すると明らかにしました。(ミン・イヒョウ)国際・交流へ
| ||||