中国国際放送ネットワーク・CIBNネットテレビが28日グランド・オープンしました。伝統的なテレビとインターネットの特徴を融合した新たなメディアとして、CIBNはユーザに対象性のあるコンテンツとサービスを提供します。それと共に、人々のライフスタイルも少しずつ変わるでしょう。

　CIBNネットテレビは71年の歴史のある中国国際放送局（CRI）が開設したものです。CRIの王庚年局長は「われわれは積極的、革新的な発展を求めて、CIBNネットテレビの建設に取り組んでいく。一、内容が豊かで、多元的なコンテンツを備えるプラットフォームを構築する。二、CRIの豊富なメディア資源と国際メディアの優位性に基づき、CIBNネットテレビのオリジナルの特色を生かしていく。三、視聴者を尊重し、視聴者を核心的な存在にする理念に従い、設計の面では操作と閲覧機能の自主性、利便性を強調する。四、視聴者のライフスタイルに融合しながら、CIBNネットテレビの建設に取り組んでいく」と述べました。

　これらの特徴に基づき、CIBNネットテレビのキャッチフレーズは「ワンクリックで、世界が目の前に」となっています。

　伝統的なメディアと比べ、CIBNネットテレビは視聴者にオリジナルのコンテンツを含む内外の戦略的協力メディアの優れた内容を提供します。これについて、王庚年局長は「特徴は価値だ。準備の段階では、CIBNネットテレビがCRIの豊富なメディア資源と国際メディアの優位性を生かして、様々なコンテンツとサービスを提供することが業界からの注目と賞賛を得た。それと同時に、われわれは十分に社会資源を利用し、全面的な協力を行い、ニューメディア時代において主流メディアの総合能力を示した」と語りました。

　CIBNネットテレビはすでにCNTVや百視通、湖南マンゴTV、サムソン電子、魅力中国など40社以上と戦略パートナー協力協議を結びました。

　中国国家ラジオテレビ映画総局の田進副局長は「CIBNネットテレビが、世論の誘導能力を引き上げること、内容を豊かにすることと品質を向上させることなどを考えながら、新たな発信の理念を模索していくことを希望する。国民の日増しに強まっている多様化、多分野と多方面における精神的な文化的需要を満たすほか、世界に中国文化を紹介して、交流を増進していくだろう」と述べました。

　なお、現在、CIBNネットテレビは中国大陸と北米地区をカバーしていますが、今年の10月以降のヨーロッパ進出を目指しています。