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 イラン核交渉、新進展を見せた

2012-05-25 11:00:10     cri    

 イランと中国、アメリカ、ロシア、フランス、イギリス、ドイツなど六カ国との新しいラウンドのイラン核交渉は24日、イラクの首都バグダッドで閉会しましたが、これに参加した中国代表団の団長を務める外務省の馬朝旭次官補はこの日、「今回交渉は新たな進展を見せた」と述べました。

 馬朝旭次官補はその際、「各関係方面は前向きな姿勢で交渉を進め、対等に段取りよくという原則に基づき、対話を通じて問題解決のための適切な方法を探っていくことで合意した。中国はこれからも交渉を促し、イラン核問題を全面的に、長期的、かつ適切に解決するため、建設的な役割を果たしていく」と強調しました。

 EU(欧州連合)のアシトン外交安全保障上級代表は今回交渉を高く評価し「今回交渉は細かいところまで協議した。6ヵ国はイランの核問題について明確な提案を、イラン側も問題解決の5つの提案をそれぞれ行なった。そしてイランと6ヵ国は交渉を継続させていく意欲を表しあい、次回の交渉を6月の18日と19日にモスクワで開くことで同意した」と述べました。

 イランのジャリリ核交渉首席代表は「交渉は積極的な雰囲気の中で行われ、長時間の討論を経て、お互いに相手側に対する理解を深めた」と述べましたが、原子力の平和利用という権利を放棄しないとのイラン側の姿勢を改めて強調しました。

 アメリカのクリントン国務長官は「イランには、六カ国とは明らかな食い違いがあるが、実際の行動を取ってこのような食い違いをなくしてほしい」と述べました。さらに、「アメリカは外交と制裁の二つのルートを通じてイランの核問題を解決するつもりであり、交渉中もイランへの制裁を実施していく」と述べました。(05/25 Lin)国際・交流へ

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