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「世界ウイグル会議」と日本右翼勢力、中日関係を破壊

2012-05-17 20:28:07     cri    

 中国の政府と国民の抗議の中で行われた、いわゆる「第4回世界ウイグル会議代表大会」がこのほど、東京で閉幕しました。そして、「世界ウイグル会議」のラビア・カーディル氏と日本の右翼勢力はともに靖国神社を参拝しました。中日関係および世界平和を破壊するこうした行動は中国およびアジアの各国民の気持ちを傷付け、中日関係の発展にも悪影響をもたらしました。

 先ずは、「世界ウイグル会議」の指導者は日本右翼政治団体とともに、中日関係をひどく破壊したことです。この間、中国側は何度も日本側と交渉しましたが、日本政府は相変わらず中国を分裂しようとする人たちにビザを発給しました。これに対して、中国外務省は強い不満を示しました。また、温家宝首相は野田首相と会談した際、新疆問題で中国の国家統一と民族団結を維持する核心的利益を尊重するよう日本側に希望を示しました。ところが、日本は「法律上、犯罪歴のない人の入国拒否はできない」とか、「宗教、文化、政治の自由」などの基本的人権を維持することを口実に、世界ウイグル会議の代表にビザを発給しました。ところで、日本は、アメリカが指名手配した東トルキスタンのテロリスト入国を拒否しましたが、中国で罪を犯し、また東トルキスタンとかかわりのある犯罪分子をなぜ入国させたのか、これはとても不思議なことです。

 第二は、「世界ウイグル会議」が日本の右翼勢力とともに反中活動を行っていることです。靖国神社は日本の侵略戦争で亡くなった人を祭ってあるところです。「イスラムのリーダー」と自賛する指導者が他国の神道場を参拝したことはイスラム教を尊重しないだけでなく、世界平和に反する一面が現れています。フランスの通信社・AP 通信は「日本の右翼勢力が世界ウイグル会議とともに、靖国神社を参拝したことはある種の『創造』である。なぜなら、靖国神社参拝は北京にとって永遠の痛みであるからだ」と指摘しています。

 第三は、日本の右翼勢力や「世界ウイグル会議」およびアメリカの反中勢力が連携して、中国の和平発展プロセスを破壊しようとしています。実は、今回「世界ウイグル会議」の代表大会を日本で開催したのは、アメリカの国家民主支援基金会の援助を得てのことです。

 この基金会は非政府組織ですが、実はアメリカの国務省、中央情報局、国際開発局と密接にかかわっている特殊団体であり、長期的に、世界への影響力の浸透や外国政府の転覆、アメリカ式民主主義の普及などの活動に従事しています。これに対して、日本の防衛大学の教授は「今の漢民族政権に対する中国社会の不満を利用して、論戦、法律戦などの手段で中国に抵抗する。そして、人権を鎮圧するという中国のイメージをつくりあげ、中国共産党の独裁統治を終結させるようにする」と語りました。

 今年は、中日国交正常化40周年を迎える節目の年です。こうした行為は両国の戦略互恵関係の大局を脅かしています。そのため、両国の有識者はこれに対して十分に警戒しなければなりません。今、日本は発展戦略の十字路に立っています。中国の発展を前にして、冷戦思考で対抗していくのか、あるいは誠意を持って政治的信頼を深め、互恵共栄を実現するのか、日本の為政者は明確に答えなければならないのです。(筆者:中国社会科学院日本研究所高洪所長、翻訳:劉非)

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