中国の温家宝首相は4日北京で「中米間の協力強化は、これからは大勢の赴くところとなる」と強調しました。
これは温首相が北京で開かれる中米間の戦略・経済対話に参加したアメリカ大統領の特別代表であるクリントン国務長官、ガイトナー財務長官と会談した際述べたものです。
温首相は席上、「中米双方はチャンスをしっかりと掴み、時代の流れに沿って、経済協力と貿易、金融、それに投資協力を促進させる包括的計画を基調に、両国の長期的な協力計画を制定する必要がある。これは両国の経済分野の食い違いをなくす上で最も現実的なルートとなり、両国の発展と両国国民の福祉にとってプラスとなるだろう」と述べました。
温首相はまた「中米間の戦略・経済対話は両国関係を強める上では重要な絆となり、交流と協力を強化するための重要な場となった。このメカニズムが持続的、且つ安定して発展させて成果が上がった原因は、この対話が相互尊重と平等という原則を現し、それぞれの重要な関心事を互いに尊重しあい、配慮してきたことにある。双方の戦略・経済対話を継続させ、その改善を図り、交流と協力のレベルやその効率を引き上げる必要がある。中米両国は、社会制度と歴史や文化的な背景は異なっているものの、平和共存と互恵共栄という新しい形の大国間関係を結ぶことができる。中米間の協力関係は両国の範囲を超え、世界にこれからも影響を及ぼしていくこだろう」と述べました。
これに対してアメリカ側は、中国が実施している一連の経済改革を高く評価し、中国側の協力についての提案を支持する考えを示しすと同時に、「中国と手を携えて、双方がこれまで達した合意事項を着実に実施し、協力で収めた多くの成果を拡大させ、世界経済の回復と成長に積極的に寄与していく。アメリカ側は中国側と協調を保ち協力し、国際的、且つ地域的なホットポイントの解決を推進していく」との姿勢を示しました。
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