国連のパン・ギムン事務総長と第66回国連総会のナスル議長は7日ニューヨークの国連本部で、男女の差別をなくし、農村地域の女性に権限をあたえるよう国際社会に呼びかけました。
この日行われた国際婦人デーの関連イベントの席上、パン・ギムン事務総長は「各国の政府、市民社会と民間組織は男女平等の実現に取り組み、女性にその潜在的な力を発揮させるべきだ」と述べました。
パン・ギムン事務総長はまた、「差別のある法律および現状が、農村女性の社会や国に対する影響力を制限している。農村女性は農業での主な労働力であり、生産資源を平等に保有することができれば、世界の農業生産は高まるだろう。そして農村女性に権限をあたえることにより、2億の子供に幸せをもたらすこととなる。農村女性への投資は賢明な選択だ」と述べました。
ナスル議長は、「国際婦人デーは、女性の基本的権利を人々に認識させ、重視させる日だ。女性は発展における原動力であり、特に農村女性は、農業と農村の発展、食糧の安全保障問題の改善、貧困撲滅などの面で肝心な役割を果たしている」と述べた上で、女性の地位を高め、農村女性に権限をあたえるよう国際社会に呼びかけました。(ooeiei、中原)
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