国連難民高等弁務官事務所は21日、ジュネーブで記者会見を開き、世界最大規模の難民キャンプであるケニアのダダーブ難民キャンプ設置20周年を記念しました。
国連難民高等弁務官事務所の報道官は記者会見で「国際社会は引き続き、ケニアやイエメン、エチオピアなどに留まる百万近くのソマリア難民に援助を提供すべきだ。また、難民が故郷に帰る条件を作るため、ソマリア問題の平和解決の早期実現を目指して全力を尽くすべきだ」と強調しました。
ソマリアの内戦によって生まれた大量の難民に対応するため、難民高等弁務官事務所はケニア政府と協力して、1992年にソマリアとの国境に近いケニアの東部の町ダダーブに難民キャンプを設置しました。当初9万人の収容を想定していましたが、内戦と飢饉で大量の難民が殺到し、人数が急増しています。2012年はじめまでに、登録された難民の数は46万3000人に達し、世界最大規模の難民キャンプとなっています。(朱丹陽 中原) 国際・交流へ
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