モルディブのモハメド・ワヒード副大統領は、7日午後、大統領の職責を遂行すると宣誓しました。これにより、モルディブでは政権譲渡が無事実現し、政治情勢は安定しています。国連のパン・ギムン事務総長はこれに注目しています
モハメド・ワヒード氏は宣誓後、電話による演説を行い、これまでの憎みを捨て、平和と繁栄を目指して共同で努力していくよう関係各側に呼びかけました。モハメド・ワヒード氏はまた、「民衆が憲法に授けられた権利を十分享受でき、法に基づいてナシード前大統領とその家族を保護していく」と約束しました。
この日、国連のパン・ギムン事務総長の報道官はニューヨークの国連本部で、「パン・ギムン事務総長はその声明で、自制を保ち、暴力から遠ざかると同時に、国が抱えている問題解決に建設的な姿勢で参与し、ここ数年の民主と法治の構築で収めた重要な成果を守るよう国民に呼びかけた」と伝えました。
なお、モルディブではこのほど警察当局による反乱が起き、このためモハメド・ナシード大統領が7日、辞任を表明し、大統領の権限をモハメド・ワヒード副大統領に委譲していたものです。(朱丹陽) 国際・交流へ
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