アメリカのパネッタ国防長官は26日に新たな財政年度の国防予算を発表し、「政府の予算削減と安全戦略の調整にあわせて、アメリカ軍は陸軍と海兵隊の人数を削減し、できるかぎり空軍と海軍の支出を保証する」と述べました。
パネッタ国防長官は予算の内訳について、「現役の陸軍の人数を、2010年の57万人から49万人に、海兵隊の人数を20万2000人から18万2000人に減らす。この削減目標を達成するため、陸軍の作戦隊を8つ減らす。その他の兵種も作戦編成の一部が減らされる」と述べました。
この削減の目的について、「国防戦略にとって極めて重要な力、とりわけアジア太平洋地域と中東地域の配置を維持するにあたって、十分な予算を持って対応するためだ」と説明しました。
さらに、「これらの調整の後、国防総省は、10月から始まる2013年の財政年度で、5250億ドルに上る予算要求を提出する。これは2012年財政年度より少なくとも60億ドル少ない。このほか、アフガニスタンなど海外での戦争のために、2012年度より270億ドル少ない880億ドルの予算を申請する」と述べました。(朱丹陽 吉野)国際・交流へ
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