中国衛生省が10日北京で記者会見を行いました。昨年末深センで一人がH5N1型インフルエンザ・高病原性鳥インフルエンザに感染したことに関する記者からの質問に対し、中国疾病コントロールセンターウイルス病予防所の李徳新所長は、「現段階で、人がH5N1型に感染し、大流行することはあり得ないものの、個別に感染することはある」と明らかにしました。

　李所長は「現在は各地の診断や観測の能力が高まっていることから、深刻な公共衛生問題が起きることはない」と強調しました。

　中国衛生省の鄧海華報道官は「衛生省と各地の衛生部門は、H5N1型の予防に全力を挙げている。観測の強化、報告制度の実行、ウイルス変異の観測、早期発見、早期治療に取り組んでいる」と強調しました。（朱丹陽　中原）

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