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中国、林業強国に向けて取り組みを強化

2011-11-02 16:16:23     cri    

 第2回中国国際林業産業博覧会が11月1日から4日にかけて、浙江省義烏で行われています。この一環として、1日に行われた中国国際林業産業発展フォーラムの席で、中国林業局の賈治邦局長は「林業大国から強国への転換を促すため、今後5年間、中国は林業及び関連産業のレベルアップや、生態環境の整備、関連市場の開拓などの戦略を推し進めていく」と明らかにしました。

 改革開放以来、中国の林業及び関連産業は急速に発展し、マツヤニ、ビーバーボード、フローリングなどの生産量で世界一となっているほか、ドライフルーツと花卉等の生産量も世界上位にランクインするなど、全国の林業生産額は年平均20%の速度で成長しています。

 賈局長は中国の林業について「第11次5カ年計画の実施以降、国は林業とその関連産業の振興を目指す計画を打ち出し、支援を強めている。目下、市場のニーズをベースとして、生産拠点の建設を進め、加工業に力をいれ、関連業界の共同発展を図るという産業形態が形成されている」と紹介しました。

 また、賈局長は「現在、中国の林業産業の発展は多くの問題と困難を抱えているおり、その潜在力を生かしきれていない」とし、「産業発展の全体的なレベルが低く、十分な科学技術を有していないほか、付加価値の高い製品が少ない。林業機械の製造業のレベルも立ち遅れている」と指摘しました。

 このような状況をめぐり、林業局は林業の発展レベルを高め、林業生態系の整備を強化し、関連市場を積極的に開拓するなど6つの面から林業強国への転換を進めていくということです。

 また、林業及びその関連産業の全体的な実力の向上を図るために中国は、今後植林活動を大いに展開し、森林の運営強化に力をいれ、科学技術の革新を進め、実力のある企業や大学、科学研究所との協力を強化していきます。

 なお、第2回中国国際林業産業博覧会には中国国内31の省、市、自治区からの1700社以上の企業が集まり、日本、タイ、カナダ、ケニアなど30あまりの国と地区から300社以上の企業が参加しています。(胡、中原)

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