中国環境保護省汚染防止局の趙華林局長は28日、「中国は346億元の資金を地下水汚染防止事業に投じ、汚染状況の調査、飲料水水源の汚染の防止、地下水汚染の除去などのプロジェクトを進める」と明らかにしました。
趙局長によりますと、今後、地下水の現状調査と評価が行われ、都市部や工業、土壌などの地下水汚染源を遮断します。また、地下水汚染で特に問題がある工業危険廃棄物の保管場、ゴミの埋立て処分場、鉱物採掘場などで、地下水汚染を除去するテスト作業を進めます。さらに、地下水環境のモニタリングシステムが整備されます。
2015年までに、地下水汚染の調査と評価活動を終え、2020年までに、重要な地下飲料水の水源の安全性が基本的に保障され、汚染防止システムが構築されます。
このほど、中国国務院に承認された「全国地下水汚染防止計画(2011年―2020年)」は、全国の地下水汚染防止事業に関する指導方針を打ち出しました。このような指導方針が出されるのは初めてで、地下水汚染防止は正式に国の政策に盛り込まれることになっています。(朱丹陽 大野) 暮らし・経済へ
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