中国とオーストラリアはこのほど、鄱陽湖（ポーヤン-こ）の農業汚染問題の解決のため、共同プロジェクトを開始しました。

　中国江西省水利局の責任者は「プロジェクトの期限は3年、総投資額は800万元（日本円でおよそ1兆円）で、肥料や農薬を含む農業排水が鄱陽湖と湿地に流入することを防ぎ、その栄養物質と有害物質の回収を図る」としています。

　鄱陽湖は中国で最大の淡水湖ですが、ここ数年、急速な経済成長にともなう工業・農業の排水により、水域の汚染が悪化しています。汚染対策のため、江西省政府はこれまで、一連の措置を打ち出しています。（万、大野） 暮らし・経済へ