WTO（世界貿易機関）、OECD（経済協力開発機構）、UNCTAD（国連貿易開発会議）は26日、共同コミュニケを発表し、G20（20ヶ国・地域首脳会合）の加盟国に向けて、多国間協力を強化し、目下の経済危機に対応するための解決案を模索するよう呼びかけました。

　今回共同コミュニケを発表したこれらの国際機構は、「多国間貿易システムは、世界金融危機の最中において、反保護貿易主義や貿易の開放維持という面で引き続き役割を果すべきだ」と強調しました。

　国連のパン・ギムン事務総長も、「欧州債務危機の悪影響が続く中、G20の加盟国は団結して有力な解決案を立てるべきだ」との考えを示しました。（イツゴウ、中原）国際・交流へ