欧州理事会のヘルマン・ファンロンパウ議長と欧州委員会のバローゾ委員長は10日に、来月フランスのカンヌで開かれる主要20カ国・地域(G20)首脳会議に先立ち、欧州連合(EU)の見通しを明らかにしました。これは共同で署名した書簡の中に書かれたもので、EUは経済成長の回復と金融市場改革の推進を優先政策にすることを示しました。
また2人の指導者はその書簡の中で、「EUは国際通貨システムの柔軟性を強化し、自由貿易の拡大を世界経済成長を促す最も効果的な手段とする」と述べ、現在のユーロ圏の債務危機、特に危機の蔓延が世界経済に与える影響を強調したほか、全力を上げて、当面の困難を乗り越えていく決意を表しました。
また、このほか社会のグローバル化の推進、食糧供給の確保、経済の監督管理の強化、金融取引税の徴収などを提案しました。(董燕華、吉野) 国際・交流へ
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