パリで開かれていたG20(20カ国・地域)農相会合は23日、食料安全保障や農産品価格の安定化に関する行動計画を採択して閉幕しました。
行動計画は、農産物の増産、農業市場情報の透明化、国際協調の強化、食糧価格の貧しい国への影響の緩和、農産物金融市場の管理監督など五つの面から、世界の農業に方向性を示しています。
行動計画は、投機マネーが市場に流入して価格が高騰する事態を防ぐため、農産物の生産量や消費量、在庫などの情報を世界で共有する「農業市場情報システム(AMIS)」を設置することで一致しました。
中国の韓長賦農業相は会合で発言し、「食糧価格の変動は経済や社会、政治に大きな影響を及ぼす問題となった。G20は、食糧価格高騰の原因を客観的に分析した上で、積極的な措置をとり国際社会が共に対応するよう進めるべきだ」と述べました。(翻訳:ooeiei)国際・交流へ
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