IMF・国際通貨基金は17日に、現在世界経済が危険な段階に入っているとし、各国の指導者に向け「協調的で、断固とした行動を取って、世界経済の力強く、持続可能なバランスのとれた成長を促進すべきだ」と呼びかけました。
IMFはこの日、G20財務相・中央銀行総裁会議に活動報告を提出しました。報告の中で、「主要な先進国は今後しばらく、経済成長が鈍化するだろう。一部の国の公共部門と民間部門の負債は悪化し、加えて危機対応のための政治的行動には不確定性が存在するため、金融システムと実体経済間の相互的ネガティブ・フィードバックが次第に強まるだろう」と指摘しました。
IMFは、「2011年から2012年の世界経済の成長率は約4%まで低下する見込みで、G20内の先進国は中期的な財政調整案を確実に制定しなければならない。そして、ユーロ圏の銀行業は協調的、秩序のある方法で、危機対応のための資本注入を行なうべきだ」と強調しました。(玉華、吉野) 国際・交流へ
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