協議の中で中国側は、「中米関係の安定維持はアジア太平洋地域における中米両国間の対話と協力の前提である。中国は胡錦涛国家主席が今年初めの訪米したあと見られた両国関係の進展を高く評価する。また、このほどアメリカが台湾、チベットと人民元為替レートなどの問題で中国の内政を干渉し、中国の利益を損なったことに強い不満を表わし、これに断固たる反対を表明する。中国は、アメリカが正しい方向を堅持し、中国の利益と中国の関心事を確実に尊重し、中米関係の健全、かつ安定した発展を推し進めるよう希望する」と述べました。

　アメリカ側は協議で、「アメリカは中米関係を高度に重視しており、健全で安定した二国間関係の発展に尽力している。アメリカは台湾海峡両岸の平和な発展を歓迎し、これを支持する。戦略的な高度から中米関係発展の方向性を把握し、中国との協力を強化し、双方の意見の食い違いを適切に処理していきたい」と述べました。（玉華）