リビア国民評議会のジブリル暫定首相は11日「現在、全国的な移行政権の発足について検討しており、その計画を1週間から10日以内に公表する」と明らかにしました。

ジブリル暫定首相は当日の記者会見で「リビアの民族和解は国民評議会のアブドルジャリル議長の指導の下で行われる。和解に向けては、大部分の武装勢力の収容・改編、賃金の支給と石油生産の増加、及び移行政権の発足といった三つの方式がある。まもなく発足する移行政権は、カダフィ派部隊に占拠され、なおも解放されていない地域を含めた、リビアのすべての地域をカバーすることになる」と述べました。

ジブリル暫定首相はまたおよそ5ヶ月間も停滞していた石油生産を10日から再スタールすると発表しました。これと同時に、リビアの凍結解除された資金の引渡しも始まりました。（ＺＨＬ、小野） 　国際・交流へ