イアン・マーティン国連事務総長特別代表は3日、リビアの首都トリポリ入りし、リビア国民評議会（NTC）と必要な支援を提供する方法について検討することになっています。一方、リビア国民評議会の報道官はこの日、声明を発表して、イスラエルと国交を樹立するとのうわさを否定しました。

　マーティン特別代表は、これからのリビアの指導者は厳しい困難に直面しているとして、リビアの安全回復を支援するとの国連の意向を表明しました。

　一方、カタールメディアの報道によりますと、リビア国民評議会の報道官はこの日、声明を発表し、イスラエル軍の放送で流れたリビア国民評議会内部にイスラエルとの関係樹立を支持する者がいるとの報道に対し、「イスラエルがこのようなデマを流すのは、リビア革命の参加者の中に混乱と紛争をもたらすためだ」と反発しました。（ヒガシ、大野）国際・交流へ