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日本、西南諸島での軍事力増強、その意図は?

2011-09-05 14:29:14     cri    




















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 去年、日本政府は沖縄県の与那国島(よなぐにじま)に沿岸監視隊を配備する方針を定めましたが、日本防衛省はこのほど、石垣島(いしがきじま)および宮古島(みやこじま)への自衛隊の派遣を検討しています。これを受けて、中国国防省の楊宇軍報道官は先週、中国政府の立場を表明し、日本側は西南諸島における軍事力の増強について、真の意図を説明するべきだと指摘した上で、「日本が歴史を鑑として慎重に行動すると同時に、隣国との相互信頼や地域の平和と安定に有益な事業に取組むことを期待する」と述べました。  

 日本防衛省が自衛隊を新たに配備しようとしている与那国島、石垣島、宮古島は、中国の台湾島と日本列島の間にある西南諸島に位置します。西南諸島は55の島嶼からなり、東海とフィリピン海の境界線として、非常に独特な地理的位置にあります。特に、与那国島や石垣島、宮古島は日本列島との距離より中国との距離が近く、中国の台湾島や福建省など地方のラジオ放送の信号が地元で明瞭に聴取できるほどです。

 こうした独特な地理的位置にある与那国島、石垣島、宮古島は、軍事的にも重要性をもっています。日本政府は去年末の「防衛計画大綱」で、防衛の重心を南西諸島に移す方針を打ち出しましたが、現在すでにこの「大綱」に基づいた軍事配備がおこなわれています。

 具体的にはまず、航空自衛隊那覇基地の戦闘機の数をこれまでの20機から30機までに拡大し、戦闘機部隊を現在の1個飛行隊から2個飛行隊に増強しました。これは、西南諸島の空中監視レベルを高める狙いがあります。また、那覇基地に駐屯する陸上自衛隊第1混成団の人数を現在の1800から300人増員して2100人としました。このほか、防衛省は与那国島西端に軍事基地として使用するため約15から20ヘクタールの牧場を購入しており、ヘリコプターの駐機場を含む施設を建設する見込みです。

 このほか、自衛隊は那覇基地のF4戦闘機をより高性能なF15戦闘機に替えており、これは西南諸島空域においての優勢を確保する狙いがあるとみられています。

 関係筋によりますと、日本防衛省が与那国島に軍事基地を設置し、F15戦闘機或いはF16戦闘機を配備した場合、その2000キロの作戦行動の半径は中国長江デルタ経済地区にかかることなります。これは東海の開発問題や釣魚島問題の解決において大きな脅威となります。

 日本防衛省が西南諸島で軍事力の増強を図る一方で、日本の野田佳彦新首相はアジア諸国と互恵関係を結び、隣国と安定した関係を築くことを期待する考えを重ねて表明しました。日本側の考えを把握するために、中国国防省が西南諸島における軍事力増強の真意を説明するよう日本側に求めたのも当然だといえましょう。

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