ローゼンタール外相は1日に声明を発表しました。それによりますと制裁措置はシリアからの原油及び石油製品の輸入を禁止し、同時にシリアの原油輸入に関わる融資と保険にも制裁を科すことを示し、｢EUは制裁を通じて、シリア当局の資金源を抑制する狙いがある｣としました。

　オランダはEUの対シリア原油輸入制裁を支持し、EUは明日（2日）から制裁措置を実施します。

　このほど、オランダの多くの政党は世界第2位の石油エネルギー大手であるオランダのロイヤル・ダッチ・シェルに対し直ちにシリアでの石油生産活動を停止するよう求めました。しかし、ロイヤル・ダッチ・シェルは「禁止令が発効しない限り、自ら地元の原油生産を停止することはしない」と強調しました。現在、同社のシリアでの1日当たりの原油生産量は1万バレルから1万5000バレルだということです。（黄競、吉野）国際・交流へ