中国の蒋耀平商務次官は、23日「今年の中国の対外貿易は全体的に安定した発展を続けているが、成長幅は去年に比べやや落ちるだろう。一年間の輸入の伸びは輸出を上回る見込みだ」との見解を示しました。

　蒋次官は「今年に入ってから、各国経済の自主的成長の力が不足している上に、債務危機の蔓延およびインフレ圧力の増大などが加わり、世界経済の回復の勢いはやや弱まっている。こういった要素は、中国の輸出入に対して大きな影響を及ぼす。また、国内の需要の拡大や輸入支援策などの影響を受けて、今年一年の中国の輸入の伸び幅は輸出を上回り、貿易のアンバランスはさらに改善されるだろう」とした上で、「商務省としては、対外貿易政策の安定性を保つと同時に、その柔軟性を増していく。発展方式の転換を加速させ、貿易の持続的かつ安定的で健全な発展を図る」と述べました。（ＺＨＬ、大野）

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