中国の鉱物資源輸出に対する規制をアメリカなどが提訴していたことを受け、WTO・世界貿易機関が、中国の規制はWTOの協定に違反していると認定したことに中国商務省は6日遺憾の意を表しました。
2009年、アメリカ、EU(欧州連合)とメキシコは「中国はボーキサイトやコークス、マグネシウム、亜鉛など9種類の輸出を制限したが、これによって国際市場でのその価格が引き上げられたほか、中国の関係企業は国際競争で不公平な強みを持つようになった」と訴えていました。
これについてWTOは5日、中国の規制はWTOの協定に違反していると認定したものです。この認定について中国商務省は「環境と再生不可能な資源を保護するために、中国政府はここ数年、一部の製品、特に汚染がひどく、消耗の高い資源的製品への管理を強化した。これら措置はWTOが唱える持続可能な発展という目標に見合っている。中国は現在、WTOのこの認定を評価し、WTOの紛争解決システムに基づいて後続の作業を続けていく」と表明しました。(翻訳:Katsu)
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