中国の甘粛省国土庁などの主催による「黄河恐竜展」が、このほど日本の名古屋で開幕しました。非常に珍しい恐竜の標本37点が展示されています。

　出展された37点のうち、34点は実物の標本、模型が3点です。展示されている恐竜はほとんど甘粛省の恐竜研究者が甘粛省内で発見したものです。そのうちの黄河巨竜、黎明角竜、粛州竜など9つの新種の恐竜は、中国で発見され、命名されたものです。

　また、黄河巨竜は、2011年4月開催された第1回国際恐竜祭で中国の恐竜トップ10に選ばれました。さらに、今回の展示会の一番の目玉は、炳霊大夏巨竜です。長さ29メートル余り、アジア最大の恐竜の一つです。

　「黄河恐竜展」は、7月16日―8月31日名古屋で、来年の7月14日―9月30日札幌でそれぞれ開催されます。（ooeiei、大野）国際・交流へ