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 日本の防衛白書、中国に強い警戒感

2011-08-03 18:14:00     cri    
 日本の2011年版防衛白書が2日に閣僚会議で了承されました。同白書は中国に対して「高圧的」との表現を初めて使い、「周辺国との利害関係において、中国はしばしば高圧的とされる態度で臨んでいるため、今後の方向性について不安を抱かせる」としています。

 同白書はまた、中国の活発な海洋活動に対し強い警戒感を示しました。「中国は軍事力の近代化を広範囲にわたって急速に進め、長射程の戦闘力を増強しているため、中国の海軍艦艇の活動および活動拠点の設備状況に大いに注目する必要がある」としています。

 また、南海における中国艦艇の活動の拡大や、東南アジア諸国との摩擦にも関心を示し、「地域や国際社会の平和と安定に影響を及ぼす可能性がある」としました。また、中国と中東、アフリカ、太平洋諸国、中南米諸国との関係を読み、「中国は海軍艦艇の訪問および武器の輸出を通して影響力の増大を図っている」と指摘しました。

 2日に了承された日本の2011年版防衛白書は、日米同盟の重要性を強調し、日米両国は今後、より幅広い分野での安全保障協力を拡大し、同盟関係を一層深めていく方針を示しました。一方、これらの内容に比べ普天間飛行場の移設については極めて簡単な記述にとどまっています。

 日本のメディアによりますと、同白書は米寄りの姿勢を強める民主党政権の方針を反映しており、中国に対応するため、普天間飛行場の移設問題はすっかり忘れているかのようであると指摘しています。

 アナリストによりますと、昨年の日本の防衛白書が発表されてから、「中国脅威論」が日本政府の保守派にしばしば叫ばれ、これを理由に防衛強化を図ろうとしています。さらに中国に強い警戒を示しており、両国関係の正常な発展に有利とは思えないとしています。(翻訳:閣 チェック:吉野) 国際・交流へ

 

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