7月31日に神奈川県立相模湖交流センターで、相模ダムの建設に携わった日本の労働者と第二次世界大戦中に日本に強制連行された中国人と朝鮮人の労働者の合同追悼式が行われました。また会場では、追悼式に合わせて写真展を開催し、ダム建設の歴史も紹介しています。
追悼式は日本時間の午後1時30分に始まりました。現地の小学生3人が中国、日本、朝鮮(当時の)を象徴する蝋燭をともし、参加者たちはこれら犠牲者に黙祷を捧げた後、花を捧げました。
この日の追悼式には相模原市の加山俊夫市長、相模原市議会の中山昌志議長、日本駐在中国大使館の呂新鋒書記官及び、日本で生活している華僑、朝鮮人と韓国人などが参加しました。
相模ダムは1940年に建設が始まり、1947年に完成した日本で初めての多目的ダムです。建設工事には360万人の労働者が参加し、日本人のほかに、日本の労働力不足を補うため中国や朝鮮半島から強制連行された多くの労働者と戦争捕虜がいました。彼らは過酷な労働を強いられ虐待なども受け、83人の労働者が死亡しています、これには28人の中国人が含まれています。 なお、1979年から、相模ダム建設犠牲者合同追悼会実行委員会は毎年7月末に追悼式を開催しており、今回で33回目となります。(翻訳:トウ 徳花)
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