国連中東和平問題特別調整官のセーリ氏は26日、「パレスチナとイスラエルとの衝突解決に向けた政治プロセスは深刻かつ持続的な難局に陥っている」とした上で、パレスチナとイスラエルが合理的でバランスの取れた枠組を確立するよ呼びかけました。
セーリ特別調整官は安保理の関連会議で「パレスチナとイスラエルの間には食い違いがあり、相互信頼にも欠けているため、平和交渉の再開に必要な共通点を求めることが難しくなっている、パレスチナ自治政府のアッパス議長とイスラエルのネタニヤフ首相はいずれも交渉再開の意欲を示したが、意義ある交渉の枠組みがない上に、イスラエル側は入植地の建設を続けていることから、パレスチナ人は国連を通じての問題解決のルートを求めている。しかしイスラエル側はこれに反対し、『こうなれば問題解決を求める双方の和平交渉の実現は難しくなる』との立場を示した」と述べました。
セーリ特別調整官はさらに、集団による政策決定という枠組みを踏まえて団結し、9月或いは9月以後に、パレスチナとイスラエルとの食い違いを解決し、和平交渉を再開するために、合理なバランスの取れた道を切り開くよう国際社会に呼びかけました。(翻訳:hj)
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