イスラエルのネタニヤフ首相は24日、「イスラエルは、ヨルダン川西岸のユダヤ人入植地を一部放棄し、パキスタンとの平和を実現させたい」と述べました。
アメリカを訪問中のイスラエルのネタニヤフ首相は、アメリカ側と一連の会談を続けていますが、この日「イスラエルはヨルダン川西岸のユダヤ人入植地を一部放棄すべきだと認識したが、その他の入植地は絶対に譲らない」とも強調しました。
関係者によりますと、イスラエル側は会談で、和平交渉を再開する前提条件を重ねて強調しました。ネタニヤフ首相は、「パレスチナはユダヤ人の国家であるイスラエルを認めるべきだ。アッバス議長は、ハマスとの協定を放棄してユダヤ国と平和について話し合う必要がある」とした上で、パレスチナが、国連会議開催中に一方的に建国を求めることを止めるよう警告しました。
ネタニヤフ首相のこのような態度表明について、アッバス議長の報道官は「イスラエルは中東和平プロセスに、より多くの障害を設けた」と反発しています。(朱丹陽) 国際・交流へ
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