国家統計局が13日午前、上半期の経済の運営状況を発表しました。このデータによりますと、上半期におけるGDP・国内総生産額は前年同期比9.6%増の20兆4459億元(249兆4870億円)に達しました。一方、CPIは5.4%に上昇したということです。中国の大手金融会社、BOCI(BOC International Holdings Ltd)のチーフエコノミスト・曹遠征氏は、「上半期のGDPの成長率は予想の範囲内のもので、今年の成長率は9%以上になる可能性が高く、6月に最高を記録したCPIは5%程度まで下がるだろう」と予測しています。
下半期の経済成長が減速するかどうかについて、曹遠征氏は、「中国経済は高成長の勢いを保っている。9.6%という伸び幅は予想外ではない。現在、中国経済に減速の兆しは見えていない。同様に物価の上昇にも明らかな減速は見られない」としています。
曹遠征氏はまた、「今年のGDPが9%以上の成長となるのは間違えない。下半期にはやや減速しても、9以上の数字を維持するだろう」としています。
さらに、「目下最も大きな問題はインフレだ。上半期のデータもそれを物語っている。今年のCPIは通年で5%前後を保つことが予測され、下半期にはやや反落するだろう。」とし、「年内にはまた利上げするに違いない。利上げ率はインフレの幅に関わる」との見方を示しています。(翻訳:ooeiei)暮らし・経済へ
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