2010年の中国の国内総生産(GDP)が日本を抜いて世界2位だったことが発表されました。これについて中国外務省の馬朝旭報道官は15日「今後、中国経済がどんなに発展を遂げるにしても、国際社会の一員として責任を持って平和的発展の道を歩んでいく。また、世界の平和を守り、共同発展を図る上で重要な役割を果たしていく」と語りました。
同日の定例記者会見の席上、馬報道官は「GDPとは、経済力を示す最も重要な基準の1つではあるが、唯一の材料ではない。中国の経済成長は、発展のアンバランスが大きく、持続性に欠けるなどの課題を依然として抱えている。中国は13億人を有する人口大国。国際通貨基金などの基準によれば、中国の1人当たりのGDPは世界でまだ100位前後で、世界平均の半分にもなっていない。1人1日1ドルの国連水準で計算すれば、中国の貧困人口は1億5000万人もいる。中国は現在も相変わらず発展途上国である」と述べました。
さらに、馬報道官は「ここ数年、中国経済は急速に成長してGDPも絶えず増えている。今後も互恵協力を中心とした開放戦略を実施し、各国との連携を強め、世界と地域間の共同発展を推進していきたい」との考えを示しました。(翻訳:コオリ・ミン)暮らし・経済へ
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