リビア反政府派の国民暫定評議会は、3日、「AU・アフリカ連合の首脳会議で打ち出された和平案には、カダフィ氏の速やかな退陣を求める内容が組み込まれていない。」と指摘した上で「政治的手段によるリビア問題解決のための和平案を拒絶する。」と発表しました。
国民暫定評議会の報道官はこの日、ベンガジで「我々はリビア国内の武力衝突のいち早い終息を望んでおり、政治的手段でリビア問題の解決を図るとする案を拒絶するわけではないが、如何なる和平案であっても、カダフィ氏とその親族の政権放棄という反政府派の要求が組み込まれるべきだ」と述べました。
1日に閉会した第17回AU首脳会議では、エチオピアの首都、アディスアベバで停戦と政治体制の移行をめぐる交渉を行うようリビア政府と反体制派に呼びかけたほか、国際刑事裁判所がカダフィ氏に逮捕状を出したことについて、政治的手段によるリビア問題の解決を進めるに当たってマイナスになるとの認識に達しました。(翻訳:任春生 チェッカー:中原)国際・交流へ
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