中国の胡錦涛国家主席は18日、ロシアでの訪問を終えて、特別機でサンクトペテルブルクを離れ、ウクライナ訪問に向かいました。

　今年は『中ロ善隣友好協力条約』締結10周年にあたります。胡主席は今回のロシア訪問中に、メドベージェフ大統領、プーチン首相とそれぞれ会談し、双方は、両国関係の平等、相互信頼、相互支持、共同繁栄、世代友好という全面的な戦略協力パートナーシップを引き上げることに一致して同意しました。そして両国は、当面の国際情勢および重大な国際問題についての共同声明などの文書に調印しました。

　この4日間にわたったロシア訪問の中で、胡主席は第15回サンクトペテルブルク国際経済シンポジウムに出席し、当面の世界経済発展問題の解決方法について講演しました。

　ロシアは今回の胡主席アジア欧州3カ国歴訪での2番目の国です。これに先立ち、カザフスタンを訪問した胡主席は、上海協力機構アスタナサミットに出席しました。（翻訳：董燕華）