中国の胡錦涛国家主席は17日サンクトペテルブルクでスリランカのラジャパクサ大統領と会談しました。両国の元首は両国関係をさらに発展させることについて幅広く意見を交換しました。

　胡錦涛主席は、「中国はスリランカと手を携えて努力し、友好を強化し、実務的な協力を拡大していきたい。中国は引き続き、スリランカの経済、社会の発展にできるだけの援助を提供し、これまでのようにスリランカが国家の独立、主権、領土保全のために努力していくことを支援していく。中国政府は実力のある中国企業がスリランカへ投資し、企業を設立することを奨励する。また、中国側は自国民のスリランカ観光を奨励し、また、スリランカ側が中国で観光宣伝活動を展開することも歓迎する」と述べました。

　これに対し、ラジャパクサ大統領は、「中国は長期にわたって、スリランカの経済と社会の発展を支援してきた。スリランカはこれを高く評価する。両国の関係は相互尊重、相互信頼という友好の基盤に立てられたものだ。スリランカは、中国が自らの核心となる利益の維持を引き続き支持し、中国と共に、ハイレベル往来および友情を強化し、経済貿易、インフラ施設の整備、観光、人文などの分野における実務的な協力を拡大し、国際問題、地域問題での協調と協力の強化および、両国の全面的な協力パートナーシップを絶えず推進していくつもりだ」と述べました。（翻訳：董燕華）