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 中ロ、西アジア情勢などへの不干渉を強調

2011-06-17 15:10:34     cri    
 中国の胡錦涛国家主席は16日モスクワで、ロシアのメドベージェフ大統領と、「当面の国際情勢と重要な国際問題に関する中ロ両国の共同声明」に調印しました。

 この声明は、西アジアと北アフリカ情勢について、「西アジアと北アフリカの一部の国の情勢は、法的範囲内で政治的対話を通じて解決案を求め、安定と社会秩序の回復や、民主改革と経済改革について民族対話を展開した上で、各方面が平和的手段を通じて争いを解決するよう呼びかける。国際社会は関連の地域や国々の安定が一日も早く回復されるよう務め、また情勢の更なる複雑化を避けるために建設的な支援を提供しなくてはならない。しかし、外部勢力はこれらの国の内部プロセスに干渉すべきではない」としています。

 イラン核問題について、この声明は、「中ロ双方は政治的、かつ外交的手段によってイラン核問題を解決する方針を遵守し、『核拡散防止条約』加盟国としての原子力を平和的に利用するイランの権利を確保すると共に、イランの核開発計画が完全に平和な目的であるという国際社会の信用度を回復させていくべきだ。そして平等、互恵を踏まえ対話と交渉を展開することが、イラン核問題を全面的、長期的、かつ適切な解決にとっては唯一の正確なルートである」としています。

 この声明はまた、「双方は反テロ、気候変動対策、国際金融システムの改革などにおける協力を強化していく」と強調しています。(翻訳:玉華)

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