中国の胡錦涛国家主席は15日夜、カザフスタン公式訪問を終え、ロシアの首都モスクワに向かいました。

　胡主席は12日にアスタナ入りし、公式訪問を開始すると同時に、SCO・上海協力機構成立10周年の加盟国首脳理事会に出席しました。

　訪問期間中、中国とカザフスタンの首脳は共同声明を発表し、両国関係を全面的な協力パートナー関係に引き上げ、双方が政治上の相互信頼や経済貿易、人的な交流などの分野における協力を強化することを強調しました。

　また、同日開かれたSCO加盟国首脳理事会で、胡主席は演説を行い、加盟国は向こう10年間、発展を図ると共に隣国友好を堅持し、相互信頼を深めていく。そして、安全保障に関する協力や人的な交流を強化し、地域の一体化の為のプロセスを進めていくと表明しました。（万、丹羽）