第65回国連総会エイズ問題ハイレベル会議に参加した中国代表団の団長でもある尹力衛生次官は9日の会議で、関連諸国、機関と個人が連帯を強め、エイズ対応メカニズムを共同で確立するよう呼びかけました。

　尹力次官は「責任感のある発展途上の大国として中国は、これまでの約束を進んで履行している。これまで数年の努力を経て、中国ではエイズ感染の拡大状況が緩和され、病死率も著しく減り、エイズ感染者とエイズ患者の暮らしは明らかに改善された」と述べました。

　尹力次官はまた、「先進国と発展途上国はエイズウイルスを撲滅するという共同の責任がある。先進国は資金と技術援助を無条件で発展途上国に提供すべきであり、また発展途上国はエイズの感染抑制を経済発展と同じ重要な位置におくべきだ。また、関連の企業や機関はより多くの社会的責任を担い、より多くの資源を動員してエイズの予防と治療に取組み、エイズの感染者と患者に配慮を寄せるべきだ」と語りました。（06/10　訳：Lin　）

国際・交流へ