国連エイズ合同計画(UNAIDS)は「世界エイズデー」の12月1日、過去30年間、世界ではおよそ3000万人がエイズで死亡したことを明らかにしました。

　また、56カ国におけるエイズウイルスHIVの新規感染は横ばい状態にあるかまたは減少したりし、エイズの感染拡大に初めて歯止めをかけることになりました。これにより、国連ミレニアム開発目標のエイズ対策に関する内容の第1の部分が実現したということです。

　国連のパンギムン事務総長は1日に声明を発表し、「エイズの予防や治療、患者への支援を普及させる必要がある」とした上で、HIVの新規感染やエイズ患者への差別視、それにエイズによる死亡をなくすため努力するよう呼びかけました。国際・交流へ

　(鵬)