中国の何亜非国連大使は、9日、ジュネーブで、「国連人権理事会リビア国際調査委員会が、人権理事会の授権に基づいて、客観的、公正的、透明的な活動を展開し、リビア危機の政治ルートによる解決で、建設的な役割を果たすことを期待している」と強調しました。
9日、開かれている人権理事会議は、リビア国際調査委員会と話し合いました。何亜非国連大使は「中国代表団は提出された報告に注視している。中国は、リビア国内情勢による人道主義危機を憂慮し、絶えずエスカレートしている衝突に巻き込まれた民間人の死亡に深い関心を寄せている」と述べました。
何亜非国連大使はリビア情勢について、「一、中国は情勢の悪化による人道主義災難を避けるため、関係各側の停戦を呼びかける。二、関係各側が安保理の決議を断固守り、民間人を保護し、安保理決議の授権を超越したいかなる行動をも取らないようにする。三、中国は終始、「国連憲章」の主旨と原則及び関連国際法の遵守を主張している。関係各側がリビアの主権、独立、領土保全を尊重し、リビア国民の自主的選択を尊重する。四、中国は、政治的解決を目指すすべての努力を支持する。対話や交渉などの政治的手段を通じて、当面のリビア危機を解決すべきだ」と提案しました。(朱丹陽)国際・交流へ
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