国連平和維持活動担当のアラン事務次長は5月31日、安保理のスーダン情勢をめぐる会議で、「国連スーダン派遣団（UNMIS）の任期は7月に終了する。スーダン政府がこの代表団の任期の延長に同意しないため、国連は南部スーダンに別途特派代表団を派遣する準備だ」と述べました。

　アラン事務次長はこの日の報告書で、「国連のバン・ギムン事務総長はかつて国連のスーダン派遣団の任期を3ヶ月間延長することを安保理に提案した。つまり南部スーダンの独立は7月9日から10月9日に延長することになる。しかし、スーダン国連大使は、5月31日午前、バン・ギムン事務総長にスーダン外相による書簡を送り、国連スーダン派遣団の任期を7月の初めに終了する要望を出した」と述べています。

　バン・ギムン事務総長は最新のスーダン情勢に関する報告書で、「南部スーダンに特派代表団を送ることは南部スーダン政府と人民の平和維持の手助けとなり、この新しい国の経済、政治、社会の組み立てにおいて重要な役割を果たすことができる。今後の平和の見通しは依然として、スーダンと南部スーダンの関係によるものだ」と述べています。（翻訳：董燕華）国際・交流へ