国連人道問題調整事務所（OCHA）が8日、明らかにしたところによりますと、今、スーダンでは約2万人が南部と北部の境界にあるアビエイを逃れており、人道支援機構はこれら逃走中の人々へ援助を提供するため作業を続けています。

　国連のウェブサイトによりますと、2月27日、スーダン・アビエイの警察当局が武装勢力の襲撃に遭い、少なくとも10人の犠牲者が出ました。南部のスーダン政府の高官は、「襲撃者は北方政府の支援を得た」と非難したのに対して、地元住民は南方が襲撃に加わったと非難しています。

　なお、地元の多くの村はここ数日焼き払われており、これを受けて国連のスーダン派遣団は3日、アビエイに一個中隊の兵力を増派し、地元駐屯の平和維持活動部隊の支援に当たらせています。（翻訳：Yan） 国際・交流へ