スーダン政府は7日、スーダン西部に位置するダルフール地区の新行政区画案を批准し、現在の3つの州を5つの州に調整することを決定しました。

　ダルフール担当のサラハディン・スーダン大統領顧問はこの日、「ダルフール新行政区画の決定はスーダン政府がダルフール地区で行う国民投票と矛盾しない。政府は2006年に調印されたダルフールの平和協定に基づいて、今年4月にダルフールの行政区の地位問題について国民投票を行う」と述べました。

　スーダン政府は2月中旬にダルフールの反政府勢力組織とカタールの首都ドーハで和平交渉を再開しました。しかし、反政府勢力組織がダルフール地区において副大統領の職権を獲得すること、およびダルフール地区権力機関を建設することなどの要求を堅持したことにより、交渉は行き詰まりました。スーダン政府は反政府組織が政府におけるポジションの獲得ばかりを望み、ダルフール人民の実際の利益と要望を考慮していないと非難しました。（翻訳：董燕華）

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