中国外務省の姜瑜報道官は24日午後北京で「中国はイランがその核施設への参観を中国に要請したことを真剣に考慮する」と示しました。

　姜瑜報道官は「楊潔チ外相は中国訪問中のサリヒ外相と会談した。双方は両国関係の強化、イランの核問題および共に関心をよせる国際問題、地域問題について意見を交換した。中国は、対話と交渉がイランの核問題の全面的かつ、長期的で適切な解決を求める正しいルートだと思う。また、イランが6ヶ国（アメリカ、イギリス、フランス、ロシア、中国、ドイツ）と一日も速く新たな対話を展開することを希望する。さらに、イランと国際原子力機構（IAEA）との協力を一段と強化することを支援する」と述べました。

　これに先立って、サリヒ外相は「イランは中国の核問題専門家がイランを訪れ、核施設を参観することを歓迎する」と述べました。サリヒ外相の今回の訪問はイラン外相の10年ぶりの中国訪問となります。（翻訳：董燕華）