人民元レートの上昇が続いていますが、一部の学者は「人民元高によって、中国は外貨準備で2711億ドルの損失を出した」と見ています。これを受けて、中国国家外貨管理総局の責任者は、6日夜、「人民元高によって、外貨準備の帳簿上の価値が変わっただけで、それは直接的な損失ではない。帳簿上の損失額は、国内金融資産の帳簿上の利益よりはるかに少ない」と述べました。
この責任者は「外貨準備はドルで記帳する外貨資産だ。為替レートの変動で、外貨を人民元に換算する場合、外貨準備の帳簿上の価値が変動するが、実際の損失ではない。また、外貨準備の海外での購買力に直接の影響はない」とした上で、「外貨を人民元に換金した場合には実際の変化が起きるが、現在、中国は外貨を大量に人民元に換金する必要がない。それに、銀行や企業、個人がすでに外貨を売り、同じ価値の人民元を得ている。さらに、人民元高によって、輸入業や投資収益などの部門は大きな利益を得ている」と述べました。(朱丹陽)暮らし・経済へ
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