毎年5月1日・国際メーデーの連休中、中国各地では観光のピークを迎えます。今年、中国各地の観光市場は多くの旅行客で賑わいメーデーの連休中、観光に出かける人はますます多くなっているということです。
ここ数年、海南島は中国人にとって最も魅力的な海辺の観光地となりました。今年は、海南島で離島免税政策が適応されてから初めての連休となりました。離島免税政策とは、飛行機で海南島を離れる観光客を対象に、一定限度までの買い物は免税にするというもので、観光客はこの制度を実施している免税店で代金を支払い、空港の中で商品を受け取って島を離れるという流れになっています。このため、多くの観光客はメーデーの連休中、海南島に赴き、免税での買物を楽しんでいます。
北京から訪れた張さんは海南島で離島免税政策が実施されるのを知って、海南島観光ツアーに参加することを決めました。「海南島での観光はレジャーを楽しむと同時に、ブランド品も購入できて、一石二鳥の楽しみを実現することができるから、本当にいい」と話しました。
また中国西部の陝西省の中心地・西安では2011年西安世界園芸博覧会が開幕し、悠久の歴史を持つ西安は色とりどりの花で飾られ、まるで花の都のような美しさで、多くの観光客を引き付けています。大連中国青年旅行社の闉翠紅部長は、「陝西コースは元々人気のあるコースですが、世界園芸博覧会の開催でこのコースの観光内容はさらに豊かになると思う」と紹介しました。
また、中国の東部にある江蘇省揚州市は代表的な江南の町とされています。連休中に、揚州市の旧市街では水上遊覧コースがオープンし、多くの観光客を引き付けています。1時間にわたる遊覧コースでは観光客は痩西湖、昔の町並み、古い運河など揚州市の伝統文化と現代風景を充分に楽しむことができます。
「揚州は本当に美しいですね。特に大運河、北京と杭州をつなぐ京杭大運河は揚州の母なる川と呼ばれています。遊覧船に乗って運河の美しい風景を満喫できてとても満足です」
江南地方の人々が川や湖、水田などの水郷風景を楽しむ一方、中国北方地方の都市に住む人々は郊外で素朴な農家料理を味わいながら、美しい田園風景を楽しんでいます。「郊外の空気は非常にきれいだし、自家栽培の野菜は安心して食べられます」
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