リビア反政府派は17日、外国からの軍事援助を獲得したことを発表しました。一方政府軍は同日、いくつかの地区を砲撃し、一部の反政府武装力はその陣地を放棄して撤退しました。

　反政府派武装力の指導者は17日メディアに対して、「反政府派はすでに、友好国からの軍事援助を獲得した。反政府派の状況は非常に良い」と述べました。しかし、軍事援助を提供した国など具体的なことには触れていません。

　これまで、外国が反政府派に軍事援助を提供した状況については余り報道されていませんが、伝えられたところによりますと、イギリスからは少なくとも、リビア反政府武装力に1000セットの防弾服が提供されたということです。また、カタールもリビア反政府派に援助を提供するとの意向を示していますが、その詳細は明らかにされていません。カタールの衛星テレビ「アルジャジーラ」は、「リビア反政府派が使っている新式の通信設備は明らかにイギリスとカタールからのものだ」と報道しています。

　「アルジャジーラ」などのメディアはまた「リビア政府軍は17日、アジュダビヤなどのいくつかの要衝に対して猛烈な砲撃を起こした。一部の反政府武装力はやむを得ず陣地を撤退しており、政府軍と反政府軍がこれまで数日争奪していたアジュダビヤなどはすでに廃墟になった」と報道しています。（翻訳：玉華）

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